恋 時 計 ~彼はおまわりさん~


私の反応と同時に、おまわりさんの手が私から離れ、顔を真っ赤に染めた。


「ごめん、抑えてたつもりなのに……」



少し俯いたおまわりさんに、私は首を横に振った。



怖かったわけじゃない。


おまわりさんとなら……って

そう思ってる。


けど、体が反射的に身構えちゃったんだ。




「いやじゃ……ないよ」


勇気を振り絞って出した私の言葉に、おまわりさんが顔を上げ、視線が重なった。


きっとおまわりさんの瞳に映る私は、茹でダコのように赤い顔をしてると思う。


凄くドキドキしてて、顔がとても熱い。

こんな顔を見られてると思うと、恥ずかしいよ……。



けど、今おまわりさんから目を逸らしちゃいけない。


だって、私の気持ちをおまわりさんに受け止めてほしいから……。





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