恋 時 計 ~彼はおまわりさん~
「こっちにおいで」
首に巻いたマフラーを広げて、にっこりと笑ったおまわりさん。
私はドキドキしながら、優しい眼差しのおまわりさんの膝の上に座った。
「ふふっ、あったかいね」
私の首にも巻かれたマフラーは、おまわりさんの体温で暖まっていた。
心地よい体温が、どんどん私の体中に広がる。
私は後ろから抱き締めてくれてるおまわりさんの腕をぎゅっと握った。
あんなに遠かったおまわりさんが、
今、こんなに近くにいる。
私を包み込んでくれてる……。
「好き……」
呟いた唇に、おまわりさんがそっと口付けをする。
私は瞼を閉じ、おまわりさんに身を委ねた。
もっと
もっと強く抱き締めて……。
心の声が聞こえてくる。
ひとつになりたい――