恋 時 計 ~彼はおまわりさん~
震える私を守るように、両手を扉に押し当て立っているおまわりさんがいた。
私の頭から数センチ先にある、白いシャツを着たおまわりさんの顔を見上げた。
長い月日の間、ずっと合わせることがなかった視線が絡み合う。
今までとは全く違う胸の高鳴りが、胸一杯に響いた。
おまわりさんが、助けてくれた。
おまわりさんが、守ってくれてる。
おまわりさんが、ここにいる。
恐怖の中にいる私は、そのことが何よりも嬉しかった。