恋 時 計 ~彼はおまわりさん~
――‥約……束……?
真っ白だった頭の中に、浅野さんの言葉がほんの少し入り込む。
約束……
浅野さんとの約束……?
木箱の上に座り込んだ息子の右手には、さっきおまわりさんを撃った銃が握られていた。
浅野さんは私とおまわりさんの前に立ち、息子に向かって口を開いた。
「終わってないって、何の事だ?」
「こいつらの始末だよ」
低い声に、心臓がゾクリと反応した。
始末――
私たち、殺される。