恋 時 計 ~彼はおまわりさん~
「始末なら俺がするから、おまえは早く行け」
浅野さんは視線を持っている銃に落とした後、私を見下ろした。
嘘……
浅野さん、本気で私たちを殺す気?
唾を飲み込んだ時、遠くからカチリという音が聞こえた。
それは、さっき耳元で聞いた音。
「俺がやる」
浅野さんの前に、銃を持った息子が立っていた。
浅野さんの足が動くのを見て、これで本当に殺される……そう思った。
けれど、浅野さんはそのまま二歩後ろに下がっただけで、私たちの前からは消えなかった。