恋 時 計 ~彼はおまわりさん~



そういえば


いつもそうだった気がする





私は苦しみから逃げたくて

下を見ないようにしてた



見上げると、そこには優しい人がいたから

先生がいたから





けど


違ったんだ






いつも誰かが


私を守ってくれてた




上に行こうとする私を


下から支えてくれてた







その人は


とても大切な人




好きで好きで

大好きで






愛おしい人






その人の名前は……













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