-アンビバレント-
その日の夜は真保のベッドに2人で
修学旅行みたいな気分で肩を並べて寝た。
でも
久しぶりに真保と色んな事を話そうと思ってそうしたのに
運転の疲れか
あたしはすぐに眠ってしまった。
夢の中であたしは天使だった。
死んで天使になったのか
命ある天使なのかはよく分からなかったけど
一度も悪いことをしたことがないような天使になりきれたのは
人生後悔だらけのあたしにとっては気持ちのいいものだった。