運命の人

私は、葉月由衣。

いたって普通の私立高校に通う女子高生だ。



それから、隣で歩いている長身の男の人が、私のお兄ちゃん。
現在22歳にして、バリバリのキャリアウーマンだ。



ちなみに、パパは、警察管。一応警視庁本部のお偉いさんみたい。



ママは私が小学校1年生になりたてのころに病気で亡くなった。
元々、小さい頃から病弱だったらしいママは警視庁の前で倒れている所をパパに助けてもらって、そこから愛をはぐくみ、結婚したらしい。
私が生まれてからは、病気もしないで元気にやっていたのに、私が幼稚園の年長になった頃から持病が再発して、私の小学校の入学式を見た後、亡くなってしまった。
< 4 / 129 >

この作品をシェア

pagetop