月の果て
「でも、光る薔薇なんて聞いた事がないわ……」
とうっとりとしてその薔薇に触れた。
「そうなの?ナタナエルでは、"ラクロア"と言って男性が愛する女性に送る花として有名なんだけど…」
とキルトは、意外そうに驚きポリポリと頭を掻いた。
「へぇ…、素敵ねぇ」
男性が…、愛する女性に………か。
素敵、昔読んだ本にも
確かそんな事が書いてあったわ…
「ちなみに、その光の粒はラクロアの種子」
「種子まで光るの?すごい!」
ソフィは、興奮したようにキルトに微笑みかけた。