月の果て


「……………」

キルトは、眉をひそめてソフィから離れた。




離れたくなんてない、


もっと、もっと



隙間なんて出来ないくらいに



傍にいたい。




「…キルト」

とソフィは、不安そうにキルトの後ろ姿に声を掛けた。




俺のモノでいて欲しい───…


だけど、
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