月の果て
あぁ……、
やはり、夢ではないのだわ。
何か目眩が…
ソフィは、デカルトの手を取り用意された部屋へと歩を進めた。
そんな2人を柱の影から見つめているのは、1つ光り輝く金色の瞳───…
──…「こちらになります」
とデカルトは、丁寧に高級感を漂わせる扉を開いた。
「有難うございます」
ソフィもドレスを持ち上げ一礼してから部屋へと足を踏み出した。
「いいえ」
デカルトは、そう言って軽く微笑んだ。