月の果て
その時、
「───…ガキっ!!この女が殺されてもいいのかっ!?」
男の声が少し離れたところから聴こえた。
───…!!
2人の間の空気が途端に凍りつく。
ドカ…ッ!
「う゛ぅ゛…」
女の呻き声が、街角に響いた。
「自分の母親が殺されてもいいのかー!?薄情な奴だっ!!」
男のイラついた声が、
辺りの空気を淀ませた。
フランクは、グッと拳を握り締めた。
───…その手の中にあったのは、
ペンダントだった。