月の果て
「そ、ソフィ様。どうか、それくらいに..」
デカルトは、おずおずと声を掛けた。
周りの兵士達も敵味方関係なく頷いた。
「なによっ!!キルトは、約束を破ろうとしたのよ!?…誰が、こんな方を信じられますかっ。それを、伝えに来たの!」
「………は?」
周りの兵士達やデカルト、トラキアもポカンと口を開いた。
「だから!私は、キルトを信じられないから。迎えに来たの、…キルトの代わりに。戦争を止めに来たの」
ソフィは、ぐるりと辺りを真剣な眼差しで見渡した。
それから、ドサッとキルトを放し
「スクルジア王国の名において、今後。この国での戦争を禁じます」
と告げた。