月の果て


─────…煌びやかな食堂の中。


「……まったく、デカルト様はどういうおつもりなのかしら?」

ソフィは、パンをかじりながら怒っていた。



「……?どういう意味でしょうか?」

執事は、白いナプキンを手にしソフィの隣に立ってソフィを不思議そうに見た。




「だって、城に慣れるように…などと言っておきながら……あろう事か私を、私を………」

とソフィは、パンを持つ手を震わせた。



「放置なさったのよ!?」

とソフィは、涙目になりながら執事を睨んだ。



「………私を睨まなくても..」

そう言って執事は、喉仏を震わせてクックッと笑った。



「だって!あんまりじゃない。妃になるって事は、2人が常に一緒に行動する。という事ではないのかしら!?」

とソフィは、感情を抑える事が出来ず半ばパニックに陥って言った。



「………そうとも、限りませんよ。」

執事は、哀しそうにソフィを見た。
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