何処にでもあるラブストーリー
また、最終面接が残っている会社は、大手ゲームメーカーと、ここ大手飲料水メーカーだった。 スーパー、不動産、ゲームメーカー、飲料水メーカーと広く渡り歩き、我ながら、自分が何に成りたいのか全く定まっていない就職活動だった。

只、僕は大学が国立大学で、成績も悪くなかったので、どこの会社もそこそこには、僕の話を聞いてくれ、面接も最終までは通してくれているようだった。
 
会社に着くと、最終面接会場の場所を示すボードが置かれていることを確認し、僕は少し緊張した。 
受付には大企業らしく、愛想のよい綺麗な受付嬢が二人、迎えてくれている。 片方の女性は何処からかの電話を受け、丁寧に対応をしている。 
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