何処にでもあるラブストーリー
「ああ、あれも大変だった。 でもまあ、あれは先方も間違ってたし、仕方なかったんじゃない? 全く涼子ちゃんが悪いってわけじゃないよ」植えられた芝生の上を歩き、暫くぶりに庭を歩いたなと僕は思う。

「私、駿さんにフォローしてもらってばかり・・・」

「いや、それ以上にいつも助けてくれたよ。 君は・・・お世辞じゃなくてね」

「寂しいです・・・私、駿さんが東京に行っちゃうと・・・」涼子は僕をしっかり見つめる。 僕は彼女と目を合わせられない。

僕が返答に困っていると急に涼子は、僕に抱きつき、涼子の頭を僕の左胸に押し付け、両腕は、僕の背中を掴んだ。 僕は硬直し更に困ってしまった。
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