何処にでもあるラブストーリー
「それは親父がやってくれるからいいよ、話がしたいんじゃないか・・・俺と普段話さないから」

「じゃあここでお別れですね。 本当に先輩にはお世話になりました」さっきまでふざけていた吉田が急に神妙になり、声が変わり目に涙を浮かべていた。 

涙は伝染する。 寂しい空気が3人の間をすり抜け、僕の声もおかしくなり、上ずった。 涼子はまた泣き出した。 

「元気でやってください。 僕らもう戻ります。 今まで、マジで有難うございました」

「涼子も泣いてないで帰るぞ。」吉田は、涼子の腕を優しく取った。
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