何処にでもあるラブストーリー
というより、急な仕事が入ってしまった。  店からの注文品に出荷ミスがあった為、川崎の彼女の担当する店まで、商品を届けに行ったからだ。 結果として、僕は奈緒子と二人で待ち合わせ食事をしていた。

金曜日の20:00、僕ら2人の他は、男女3組がテーブルを埋めていた。 英国風で新しめの店内には、コイン式のエレクトリックダーツ2台と古い木製のサッカーゲームが1台インテリアとして置かれて、店の雰囲気とマッチしていた。 

「智ちゃん、残念でしたね。」奈緒子が最初に似頼んだ生ビールのグラスに付着した水滴を親指で擦りながら、つぶやいた。 
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