【中】100%de Aishitai, Aisaretai.
「…んな話してもつまんねぇと思うけど」


ため息を吐きながら、椅子に座る隼人。


「まぁ一応会社だから、当然年上の親父ばっかじゃん?それなのに、こんなガキが社長じゃやる気も起きなくなるし」


確かに…。

すっごい年下に使われる立場って、プライドとか色々…うれしいものじゃないかも。


「なめられるわけにはいかねぇ分、社長として認められるために…言葉遣い一つも手を抜いてないつもり」


「それが…敬語の理由?」


「あー…俺、しゃべりすぎ」


グタッと一気になだれ込んだ。




そしてあたしの目を見て一言。


「……こんなに俺が語るのは、美和だけだから」


自分の顔が熱くなったのが分かった。
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