雲の上の存在
『気になるの?(笑)』
『せやなくて、ムード的に?(笑)』
『なんだよムードって(笑)』
俺は床に落ちていたティッシュをたっちゃんに投げつけた。
『うぉ!ティッシュやんけ!…お前等ほんまに何してたん?(笑)愛を育んじゃった系かよ?』
『それは何系だよ(笑)んなわけねぇって!!』
俺は、ティッシュを投げたことを後悔した。
『(笑)まあ、許したる!それよりさ、翔は玲奈のことどう思っとんの?』
『玲奈?妹みたいで可愛いよな(笑)』
『…妹か。』
俺には、たっちゃんが落ち込んだように見えた。
『…玲奈がどした?』
『や、何もあらへんで(笑)ただ、翔って好きな人とかおらへんのかなー思て。』
『で、たっちゃんは俺の好きな人が玲奈だと思ったわけだ(笑)』
『や、翔の身近におる女てゆうたら玲奈かなー…と。』
『確かに一番近いっていったら玲奈だな…でも3ヶ月ぶりに会ったな〜』
『背、伸びとらんかったな(笑)』
『それ、俺も思った(笑)』
なんて他愛のない話をしながら、
仕事を終えた。