おじいちゃんは、玄関の扉を開きかけ、


『大事な事を、言い忘れていた。今日は、夢季の誕生日だから、早く帰って来るからな!プレゼント楽しみにしてろよ!』



『うん!夢季楽しみに待ってるから、気をつけて早く帰って来てね!』


私は、おじいちゃんに、そう言ったけど、おじいちゃんは返信をせず、慌てて扉を開くと仕事に向かった。



たまに、こんな感じの、通じてない会話…

私は、多分、言葉が上手く出せていなかったんだろう。自分では、よく分からないけど…

これも、

『病気のせいだ』と兄が言っていた。
< 12 / 89 >

この作品をシェア

pagetop