夢季、おまえは、あの日…

お父さんと、お母さんが、逝った日…

この世の者じゃなくなったんだ。

夢季、おまえは…


死んだんだ。




今まで黙ってて、ごめん。
いつもそばにいてくれて、ありがとう。


この手紙を、読んでるって事は、俺も夢季と同じ世界の者になってるはずだ。

だから《死》を、理解して、一緒に逝こう!
お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんがいる所へ…

夢季、おいで!
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