女っポイ俺の恋っポイ!【長編】
浩平も高橋も後に続き公園に向かう
『俺らも行くか』
横に立ってる立川にそう言って公園にいく
『おい壱ぃ!これ飲んでみろよ』
そう言う浩平の手にはまだあけてないなにかの飲み物
薄暗くて何て書いてんのかわかんない
浩平はそれを開けて俺に飲ました
暗くてなんて書いてあるかわかんねえんだけど特別怪しまなかった
『ゴクッ……ん?たん…さん?…げっニガッ!!』
『うわっ壱、一気に飲みすぎだバカ!』
バカぁ?
飲ましたのはお前じゃん
『壱さぁ酒って飲んだことある?』
高橋が隣から苦笑いして言う
酒??んなのあるはずねぇよ
母さんも親父も酒飲めねぇのにさ
『ビールも?』
高橋がまだ問い詰める
『だからぁ!
って……ぁ…れ…?』
飲んだことねぇよ!
って言おうとしたのに
頭がクラクラする…
うまく呂律がまわんない
眠いのか?俺……
まだ8時半なのに
はっきりしない視界で公園の時計を見る
『ぅお!壱?』
『なぁんだよぉ~…っ』
『ダメだ完全酔ってる親2人飲めないからなぁ』
酔ってる…?
飲めないから?
なに言ってんだょ
『えぇ?ダメじゃない神崎君大丈夫?』
ん……?
立…川…?
クラクラして顔がはっきり見えない
『とにかくベンチに行こっ。』