女っポイ俺の恋っポイ!【長編】




教室に入った浩平は高橋の襟元を掴むと床に押し倒した

慌てて俺と立川も教室に入る


桜田の目には涙がたまってて
でも押し倒された高橋と上に乗ってる浩平の姿にびっくりしたのか
少し戸惑ってる



『高橋…お前なに言ってんだ……あ?』


『な…んだょ…』


びっくりした様子の高橋はそう言った


『お前も不安で心配だったように…桜田も不安で心配なんだろおが!…お前一人で突っ走るな』


その言葉に眉をよせた高橋は押さえられてる手を払って
浩平を押すと立ち上がって言う


『…信用されてねぇのに…どうすればいいんだよ!嘘ついてた俺もわりぃけど…さ…』


浩平は立ち上がりズボンについたホコリを払う

頭をかく高橋に


『…本心言えよちゃんと…』


そう言った


『桜田せんぱぁい』


無言で黙ってた高橋より先に話しかけたドアから顔をだした二年の男
名前は確か…杉本…


『杉本…くんっ…』



高橋は杉本に目を移すと睨むように見る
杉本も高橋をチラっと見るとニヤリと笑う



『帰りましょ~…あ…まだ話し途中?でもさ…別れたんでしょ?もお関係ないですよね』


そう笑いながら言う杉本に俺はイラっとする


高橋はなにも言わずに睨みつけてる

桜田を無理矢理つれてこおとする杉本



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