女っポイ俺の恋っポイ!【長編】





『やったぁ!!!』

ちょお嬉しい―!

ガッツポーズをし、んな雄叫びみたいに近いことを部屋の中で叫んでる俺

あ…なんでかって?
だってそりゃあ
夏休みだからに決まってる♪


遊びまくりじゃん♪



って……バカか俺
そんなわけないか…

悲しいことがある

それは立川に1ヶ月近くも会えねーこと

はぁ――……

それを考えると深いため息が魂抜かれるみたいに口からもれる


『壱―!』


落ち込んでる俺に
テンション高めで窓から話しかけるやつただ一人

ぁ…さっきまで俺もテンション高かったか


俺は窓を開けて
隣にある家の窓から顔をだしてる浩平に

なんだよって返す


『よろこべ。』


『は?』


顔の前でブイサインしてる浩平
頭がハテナの俺に


『高橋が花火でもしよぉやってよ』


と一言
花火―…?

あぁもう夏だからなぁ


でなんでそれがよろこべなんだよ…


『それに立川さんも来るってよ!行くか?』


立川!?


俺は持ってたうちわを後ろになげ
窓から身を乗り出して

行く!!!


そう答えた


浩平は爆笑しながら電話を耳に当てる


会える!

夏休みが始まってから
もう一週間ちょいたった…





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