女っポイ俺の恋っポイ!【長編】



会えなかったぶんと

浩平にみっちり
勉強を教えられてたぶんでさすがにバテてた俺
遊びたいという気持ちを

やっと、解放できる!!!


今までの一週間ちょいは浩平からのスパルタ指導で
なんとか会わないぶんを我慢できてた
てかしんどすきて考えてる余裕がなかったな


が!


やっと会える!!


電話をし終わった浩平は窓から身を乗り出して

ぴょいと屋根から屋根を飛んで俺の部屋に入ってきた


『日にちは明日
時間は7時からだってよ』


明日か
早く明日になれ!


もう落ち着かない胸の鼓動をギュッと拳をにぎりしめ紛らわせる


『まぁ明日までに時間はみっちりある…だから……』


ニヤリと微笑んだ浩平

うわぁ……いやな予感……


『スパルタ指導だ』


でたぁ……
スパルタ指導…勉強はなんでこの世に存在するんだ






『なんで毎日毎日…』


机に向かって1対1で座ってる俺と浩平


『そりゃあ壱の頭では俺と一緒の高校行けないからっしょ♪』


う…………
グサッと胸に突き刺さる言葉


確かに俺の目指してる高校は浩平と一緒だ

浩平は自分の学力でも十分行ける高校よりはるかに下の高校を選んだ

理由なんて
浩平じゃないんだし?
頭の悪い俺にゎ、わかんないけどさ





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