バレットフィンク
「はい、はい!とにかく俺の家に今から来てくれ!」



相変わらずの傲慢な態度を露呈しながら、カオルは一方的に電話を切ってしまう。



この短い期間で、奴の自由奔放で身勝手すぎる人間性に、タケシは何度呆れ返った事か数知れないのである。



あの合同練習の後、キョウジとシュンスケを自分の部屋へ呼び寄せると、カオルは女友達を三人呼び出し、朝方までドンチャン騒ぎのパーティーを開催したのだ。



このパーティーで悦楽と言う媚薬に冒された二人は、カオルの欲望の坩堝と化した生活に、今では酷く感化されてしまい、頻繁に開催されるパーティーに毎回欠かす事無く出席しているのが現状であった…。



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