恋愛初心者×恋愛上級者
「晴香、飲みモン買ってくる。」

「ありがとぉ。」


ぱたん

はぁ……


ばあか。


晴香、お前なんか誰が好きになるかよ?


性格が悪いんじゃあな。


あそこまで狂ってるなんて無理。



「オイ、俊。」



ゾク


この声は…

「明さん……」

明さんは、俺をにらんだまま。

「あの…」
「俊、ありがとう。」

は?

な、何?

「俺さ、晴香になんかベタボレしてねぇんだよ。あいつからいいよってきて………うざかったから、マジお前には感謝してる。」
「あ、はい。」
「晴香に復讐すんだろ?三宅からきいた。」
「はい。今から、実行しますよ。」
「頑張れよ。できることあったら言えよ。」
「じゃあ……睡眠薬、持ってますか?」



眠らせて、写真を返してもらう。


ネガのありかを聞いてから。


まあ、明さんに嫌われたなら、お前に居場所はない。

晴香

もう、好きだった晴香じゃない。


愛が憎しみにかわった狂った悪魔だ。






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