―ホストな恋―
大慌てで
少し化粧をして着替える。

ウチから一番近い大きな通りまで出て
タクシーを拾う。


オーナーの店の近くで
タクシーを降りて電話をかける。

場所を言うと

「迎えに行くから」

と言われすぐ近くのコンビニで待つ様に言われた。

入口の近くの
雑誌コーナーで適当な雑誌を手に取り、
ガラス越しに彼の姿を探す。

手にした雑誌に視線を落とす。

内容なんて頭に入って来ない。


しばらくしてコンビニの自動ドアが開く音がした。

視線を移すと…。

「ごめんね!お待たせ!」

彼が笑顔で入って来た。



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