―ホストな恋―
車に向かう途中
あたしの携帯が鳴った。

真希からのメールだった。

【あたしも友達のとこ行くね~☆
ごゆっくり☆】

…そっかぁ~…。

…じゃぁ今日は1人かぁ~…。

「はいッ!
こっちこっち~」

携帯を閉じると同時にオーナーさんが手招きで
あたしを呼ぶ。


大きな黒いワンボックスの助手席のドアを開けてくれた。

「あ…ども…」

あたしは助手席に乗りこんだ。

彼も運転席に乗り

「ドコ行きたい?」


「…まかせます…」

…緊張して思考がまとまらない…。


仕事で男の人と話す事は多いのに…
なんか緊張してしまう…。

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