―ホストな恋―
「あんな…」

彼は目を見てゆっくり話し始めた。

「こんなん言うて嫌われたくないねんけど…」

話が途切れた。

「ん?なぁに?」


「…俺な、美咲の仕事を理解しようと思って、覚悟きめて付き合ってんけど……他の男と楽しそうにお酒飲んだりとか…やっぱり辛いねん…」

「ひろ…」

「器の小さい男でごめん」

辛い想いさせてるのはあたしやのに…なんでヒロが謝るの…?

それを聞いたあたしは、自分の気持ちを話始めた。


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