神のLetter
何で何で何で何で何で何で何で何で何で??
走ってた。
何処に行くのか分からないけど……。
走ってた。
「何で……、
嫌だ……!!」
居なくなる?
私の元から?
あんな素敵な笑顔で笑う
園田さんが?
『針陏さん!』
って何時も笑ってくれた園田さんが?
「嘘よ……。
夢よ……。」
ポツ
私は止まった。
「雨……。」
兄の手紙が届いた時みたいな雨。
ワンピースが濡れて冷たい。
でも、頬を伝う雨は温かかった。