ブルーベリー


でも結局は
友達に流されて
行灯作業になった。


男子はいっぱいいるし
仲良い人なんか
違う作業に流れちゃうし


なんか最後まで迷ってたら
余ってた
行灯作業になっちゃった。


本当についてないなぁ……


周りは仲良い人で
固まってるし…。


『るいーお前なんで
行灯にしたんだよ。
お前と仲良い奴ら
みんな違う
グループじゃん。』


うちが寂しくしてたら
かずやが話しかけてきた。


『かずやー本当に
ありえないんだけど。
仲良い人みんな違う作業に
行って男子がいないのって
探してたら行灯しか
残ってなかった。』


『はは。お前馬鹿だな。
男子いないのって
あるわけないじゃん。』


『だよねー
うち本当に孤独。』


『みんなの輪の中
入ってけばいいじゃん。

お前01年のとき
いろんな人と話して
女子からめっちゃ
好かれてたし。

そういうとこが
良い所でもあるんだし。

ずっと同じ人と
行動したって
飽きるだけじゃない?

だから自分から
話しかけに行けよ。

俺もそういう理由で
あんま仲良い人いないけど
新しい友達作る為に
あえていつもつるんでる
やつらから離れて
こっちに来たんだぜ。

だからお互い頑張ろうよ。』

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