アスファルトに咲け!
なんだかんだで楽しみながらの戯れ合いを終えてあたしはスーパーへ。
当初の目的通り卵を買いました。お買い得だったので2パックです。今日はオムライスにしようと思います。
───と、卵が入ったレジ袋を軽く揺らしながら帰り道を歩いていたその時。
「…っ!!」
「ふぎゃっ!?」
曲がり角から走って来た誰かと正面衝突。
あたしの叫びと共に手からすっぽ抜けたレジ袋は地面に落下。グシャッという音がしてすぐ半透明の袋の中には白と黄色のコントラストが広がりました。
な ん て こ っ た 。
ぶつかった衝撃でよろめいたもののなんとか持ち堪えたあたしはぶつかって来た奴をキッと睨み付けると…
視線の先に銀色があった。
「…っ、…あ…」
そこに居たのは、銀髪をワックスで立たせた目付きの悪い青年だった。
頬や口元には絆創膏や痣があって痛々しい。身長は猿岡より少し高いくらいだろうか…
まさか、この人が…