【短編】私のcoolな彼氏[続2編追加]
私のcoolな彼氏2
「か〜い。」


ようやく、私は、彼氏の名前を呼ぶのに慣れはじめた頃。


「弥生。」


「あっ!やっちゃんじゃん。」


櫂が私の名前を呼ぶのと同時ぐらいに懐かしい呼び方をされた。


やっちゃんなんて、幼なじみにしか言われたことないよ。


そう思い呼んだ人を見た。


「たっちゃん。」


吃驚も吃驚だった。


「弥生と竜樹(たつき)は、知り合いか?」


「たっちゃんは、幼なじみだよ。」


「しかし、懐かしいな。」


たっちゃんは、私の頭を優しく撫でてくれた。


昔と変わらない優しさ。


「竜樹。」


櫂は、なぜか不機嫌。


「わりぃ。わりぃ。櫂の彼女がやっちゃんだったなんてな。」


「知らなかったの?」


私は、不思議で聞いた。


私、結構、櫂の周りにいるんだけどな。
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