【短編】私のcoolな彼氏[続2編追加]
「先輩、おはようございます。」


私は、朝から先輩に挨拶するため学校の玄関で待ってる。


先輩は、ちらっと私を見てそのまま教室に向かうんだ。


挨拶を返してくれたことは一度もない。


放課後、私は先輩を教室まで迎えに行くのが日課。


日課というより、そうしなきゃ、一緒に帰れないから。


この2つは、毎日の欠かさない。


一度でも欠けたら彼女じゃなくなる気がして....


たまに友達のつきあいがあるから帰れない日もあるけど。


それは、仕方ないし納得してる。


私は、先輩が大好きだから。


先輩は、私を好きなんだろうか?


いつもこの疑問が渦巻く。


不安は消えない。


だけど....


先輩が何も言わないならって。


都合よく考えてる。


そして、別れは、先輩からって、私は勝手に決めてる。


やめようって、何回も考えたけど。


想いは止められない。


それに、悩みを友達の由奈(ゆな)とその彼氏の臣(おみ)に聞いてもらってるからいいの。


こんな時、相談できる友達がいてよかった。
< 2 / 27 >

この作品をシェア

pagetop