【短編】私のcoolな彼氏[続2編追加]
ある日。


私は、なかなか先輩の教室に行けなかった。


だって、あんなとこみたら誰だってね。


たまたま、由奈は職員室に用事があるから、その間に臣に聞くことにした。


「好きじゃない子に腕を抱きつかれても何とも思わないのかな?」


私は、泣きそうだった。


それは、移動教室へ向かうときだった。


先輩の教室のそばを通ったんだ。


周りには、先輩の男友達や女友達。


楽しそうに話してた。


先輩に関しては、相変わらず仏頂面だったけど。


その先輩に綺麗な女の先輩が腕に抱きついてた。


私だってしたことない。


つきあって、もうすぐ一ヶ月。


キスだってしたことない。


手だって握ったことない。


それなのにいとも簡単にやってのける人がいるだなんて。
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