君と…。



「利用しようと思ったの。怜ちゃんと仲良くなれば、小林先生に近づけると思ったの。
でも…無理だった。怜ちゃんと仲良くなっても小林先生に近づけるわけじゃなくて…。その時まではよかったの。怜ちゃんと小林先生から離れれば、この気持ちは忘れられると思ったの。
でもあの時…小林先生と怜ちゃんが付き合ってるって知っちゃったから…。
苦しかったから…。辛かったから…。」


「だから…だから、怜をいじめるように言ったの!?」


「ちょっといじめてあげてって言っただけなの!」


「苦しみを忘れるために!?それで本当に傷は癒えた!?君は…君は怜が大事じゃなかったの!?利用しようとしたんでも、ずっと一緒にいたんなら、少しでも信じられる友達だと思ったんじゃないの!?」





「…ウチ…怜ちゃんにひどい事した…。怖かったの。いじめられてた時、すごく怖かった…。それで…それで、助けてくれた怜ちゃんを見捨ててしまった…。逃げてしまった…。裏切ってしまった…!
あげくの果てに、いじめるなんて…ウチ、最低だよ…。怜ちゃんに謝らなきゃ…。でも、ウチなんて…ウチなんて、怜ちゃんに会う資格無いよ…。」



「…謝らなきゃ、ダメだよ…。謝らなきゃ!そうしないと…そうしないと怜はずっと亜湖ちゃんが裏切ったと思っちゃう!いじめの原因も分かんなくなっちゃう!…喧嘩したままでイイの…?すれ違ったままでイイの?大切な親友なんじゃないの?…ちゃんと怜と話しておいで…。」









「小林先生…。ウチ…行ってくる!」








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