君と…。


亜湖って人…
そんな事が…あったんだ…。
姉ちゃんから亜湖って人の話が出てこなかったのは、イジメのせいなんだね…。


「亜湖ちゃんも怜も色々あった…。それぞれが助け合えれば、こんな事にはならなかったんだが…。」


かみ合わなかったから…。すれ違っちゃったから…。こんなことになっちゃったんだね…。
亜湖って人も姉ちゃんも悪いんだ…。

んっ?


「ちょっと待って!過去のことはよーく分かった。で…泉は逃げたんじゃなかったら、いったい何をしてたの?」


「・・・・・。」


「泉…?」


「亜湖ちゃんを捜しに行った…。」

「亜湖って人を?どうして?」


「亜湖ちゃんと怜を仲直りさせたかったんだ。」


亜湖って人と姉ちゃんを…?

どうして…?
どっちももう会いたくないよ…。


「すべての責任が俺にあるわけじゃないけど…一応俺にも責任があるから…。」

「だからってどうして…?」

「怜は記憶がなくなっただけなんだ…。亜湖ちゃんを嫌いになったわけじゃない。
亜湖ちゃんだって…ちゃんと謝ろうとしたんだ…!」

「でも…」

「もう1度会えばっ…もう1度会えば、何か変わるかもしれないんだ!」


何かが変わる…?

姉ちゃんの記憶が戻る可能性もあるの…?




姉ちゃんは泉がいなくなってから、ずっと元気がなかった。
私は泉に裏切られたからだと思ってたけど…

もしかしたら記憶がなくなったせい…?


だったら…



記憶が戻れば

また元気になってくれるかも…。


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