女尊男卑
「おまえいくつだよ??発言がババァだな」

「陸。あんた私にそんな口利いていいの?」

「おっと…。俺はレミの青春を心配してるだけだろ」

「私の青春?バカじゃん。私は陸にそんな心配されるほど落ちぶれてないから」

険悪な空気が漂い始めた頃に先生が教室に入ってきた。

陸は自分の席に戻り、琴葉は『ハアァー』とため息をついて前を向いた。

明日から短い冬休みが始まる。

窓の外は冬晴れの青空が広がっていた。
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