楽天家の願い事
「そんなにおかしいですか?」

目の前にいる女が不審そうに言った。

おかしい。決して笑うようなおかしさではないが、この自然界的に絶対おかしい。

だって、僕はあのおばあさんを轢いはずなのだ。
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