改定版・トラウマ
『キャー。
めっちゃかっこよくない?』


突然、聞こえてきた。


女子が騒いでいる。


なんだろう。


こういうのを黄色い声って言うのかな?


「夢羽。
すごいよ。」


「えっ?
舞?
どうしたの?」


友達の愛澤 舞も興奮状態。


「校門にね。
イケメン君がいるのよ。
誰か待ってるみたいだよ。」


「そうなんだ。」


私は、顔がいい男に飽き飽きしていた。


ホント、私って、男運がない。
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