FAKE‐LAKE
一階には食堂と、使っていない居間――アツキに言わせればダンスフロア――そして、セティが部屋として使っている応接室。
アツキの部屋は一階の一番奥にある物置部屋だ。物置と言っても出窓がついている。不思議だ。金持ちの考える事はよく分からない。
セティは好きな部屋を好きに使えと言ってくれたが、気に入った大きさの部屋はそこしかなかった。
隅っこだと“仕事”の時何かと出入りしやすい事もあり、アツキはそこを自分の『基地』に選んだ。
「叔父さんの部屋っていつも綺麗よね」
日当たりの良い場所に置かれたソファーに座り、リーナは感心したように部屋を見回す。
確かにセティの部屋が荒れているのを見たことがない。
強いて言えば、この間アツキが割った本棚のガラスが穴抜けしている事くらいか。
セティの悲しげな表情を思い出し、つんと胸が痛む。
アツキの部屋は一階の一番奥にある物置部屋だ。物置と言っても出窓がついている。不思議だ。金持ちの考える事はよく分からない。
セティは好きな部屋を好きに使えと言ってくれたが、気に入った大きさの部屋はそこしかなかった。
隅っこだと“仕事”の時何かと出入りしやすい事もあり、アツキはそこを自分の『基地』に選んだ。
「叔父さんの部屋っていつも綺麗よね」
日当たりの良い場所に置かれたソファーに座り、リーナは感心したように部屋を見回す。
確かにセティの部屋が荒れているのを見たことがない。
強いて言えば、この間アツキが割った本棚のガラスが穴抜けしている事くらいか。
セティの悲しげな表情を思い出し、つんと胸が痛む。