FAKE‐LAKE
ぴょこ、と穴から水色の髪が覗く。

「……わ、」

レイは大きな目を見開いて屋根裏部屋を見回した。

三角屋根の天井についている窓からは青空が見える。

床の真ん中には柔らかい布が敷かれ、綺麗に掃除された部屋の奥にはベッドと棚が並んでいる。

反対側には小さな机と椅子があり、机の上にはランプとアイビーの鉢植えが置かれていた。

「ここ、何?」

レイはアンジェを見上げて不思議そうに尋ねる。

「レイの部屋だよ。誰か人が来たとき隠れられるように、屋根裏に造ってみたんだ」

といっても、あまり人来ないけれどね。

そう言ってアンジェはレイの手を掴む。

「ほら、上がって。気に入ってもらえるといいんだけど」

ほらほらと手を引っ張られ、レイは恐る恐る屋根裏部屋に上がった。


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