FAKE‐LAKE
「もし気に入ったらまた持ってきやすから、いつでも言って下さいね!」

これ以上ない程の笑顔で手を振り、ニールはアンジェの家を後にした。

途中振り返った時、アンジェが窓から自分を見ている事に気づき、両手を大きく振ってみる。

左手を小さく振り返すアンジェの姿に、顔が緩むにいいだけ緩んだ。

「少し雰囲気が人間らしくなったかな」

前は人形なんじゃないかと思う位喋らなかったから。

半分以上残していた食材も、最近はきちんと食べてるみたいだし、と満足そうに呟く。

なぜアンジェが変わりはじめたのか分からないけど、良い変化には違いない。

少しは自分のマシンガントークも役に立ったのかな。


街までの帰り道を歩くニールの足取りはいつになく軽かった。


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