FAKE‐LAKE
レイは暗い部屋に閉じ込められていた。

出口を見つけたが扉が開かない。

『お願い、開けて! 捕まっちゃうよ!』

背後から聞こえる足音に怯え、必死で扉を叩く。

『助けて! ここから出して!』

足元にぬるりとした物が巻き付いた。

『やっ……』

恐怖のあまり震えているレイの腕にもそれは巻き付き、徐々に絞められていく。

『や、嫌だよ! 助けて!』

暗闇の中、低い笑い声が響いた。

『探したぞ、レイ』

恐ろしい、血走った目が近付いてくる。

レイはぬるりとした物に縛られて逃げられない。

『誰か……!』

必死で泣きながら叫ぶ。誰も答えない。

『モウ ニガサナイ』

真っ暗な中から何百という手がレイに向かってのびてくる。

四方から掴まれ、引きちぎられ、体がバラバラに――




「――あああぁ――!!」


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