FAKE‐LAKE
「じゃ、読むよ」

リーナは小さくて可愛い丸文字をゆっくり読みあげた。


『みんな元気ですか? 今僕はソニアに来ています。

今回の手紙は話したい事いっぱいあるので小さい字で書きます。葉書って書くとこ少ないよね。

読みづらいかな?

えっと、まず質問。この葉書の絵、誰の絵だと思う?』

リーナはみんなに絵を見せた。

茜色から紫紺へと変わりゆく夕焼け空を映した湖。少し寂しげな色使い。

アツキはほぉと感嘆の声を出す。

「綺麗な絵だな。水彩画?」

「いや、色鉛筆だ」

セティは即座に返答した。その絵に、その独特な色の重ね方には見覚えがあった。

「リーナ、先を読んでくれ」


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