内気な恋
椅子の足くらいにしゃがんでいた私でも、姿が見えない声の主が誰だかわかった。
それは……
「めぐちゃん?」
前田くんだった。
「どうかしたのか?しゃがみ込んじゃって…」
心配そうに私の目線までしゃがみ込む。
「てかお前、泣いて…
「ち、違うの!」
「…え?」
「なんだか私…もう自分の気持ちに気付いてる、の…」
「めぐちゃん…?」
「私……自分が思ってたよりも、三橋くんのこと……
「好きだよ。」
―えっ…?
「俺は、めぐちゃんのことが好きだよ。」
今、何て……
「突然、ごめん。でも…また健が関係してるんだろ?」
「前田く…
「俺じゃ、ダメか?」
時が止まったように、私は前田くんを見つめた。
前田くんも、真剣な眼差しで私を見る。