内気な恋
鳥肌が立ったのがわかった。
体が、唇が震えた。
一番見られたくなかった。
「前田…なにやってんだよ!?」
―ドカッ!!
「や、やめて!!前田くんは何も悪くないの!」
前田くんは思い切り殴られて、
椅子の足にぶつかる。
すごく鈍い音で、思わず耳を塞いだ。
「お前ら…付き合ってんの?」
「…え?」
今まで見たことなかった。
こんなに苦しそうで、
泣きそうな揺れる瞳。
三橋くん…どうしてそんな顔するの…?