‐白雪姫と悪魔なアイツ‐
家を飛び出した俺は、あまりの寒さに
身を縮めた。
ここから姫ちゃんちは少しの距離があ
るから、今走っていけば余裕で追い付
けるだろう。
「くそっ」
小さく舌打ちしてから思いっきり地面
を蹴ると、勢い良く走り出した。
息を切らしながら携帯を取り出すと、
姫ちゃんの番号をスクロールしてかけ
る。
耳に押し当てても聞こえてくるのは機
械音と、アナウンスだけ。
それでも懲りずにかけ続けていると、
小さな公園を通り過ぎた。
「!?」
そのまま通り過ぎてた俺は、ベンチの
ところで見飽きた制服姿の女が目に入
った。
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